『WTOって結局どういうことなん!?』
連日放送される、日本の韓国に対する”輸出制限問題”。
その都度必ずと行っていいほど出てくる
【WTO】の三文字。
google先生に聞いてみるものの、なんだかよくわからない解説ばかり・・
という訳で、この記事では
”WTOとは簡単に超わかりやすく解説!韓国に対する最恵国待遇解除に関係するの?”
と題して、超わかりやすく要点だけをまとめ、
- WTOとは結局何なの?
- 韓国に対する最恵国待遇解除に関係するの?
について記事にしました!
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WTOとは何?超簡単にわかりやすく説明してよ!
OKっす!
では余計な小難しい話はすっ飛ばして、わかりやすく説明しますね!
WTOっていうのは世界貿易機関のことなんです。
今回の場面で言う機関とは
”WTOっていう組織”があるっていう感じで受け止めてもらえればOKです!
WTOっていう組織は何してるの?

WTOという組織は以下の2つを管理するために存在しています。
- 世界の自由輸入・輸出の促進(貿易促進)
- 輸入・輸出の世界的な公平性を監理
つまり、貿易(輸出入)を自由にしすぎると、ある一定の国が飛び抜けて儲かったり、国家的に”優位に立ちすぎる”ことを抑制するために、ある一定の水準のもとで”公平”にやっていきましょう!
ということで、”公平”かどうかを判断し、指導改善していく組織なんです!
この考え方に”同意した国のみ”が参加してるということなのです。
つまり、同意しない国の代表的なわかりやすい国といえば
”北朝鮮”が挙げられます。
”独立国家”とまでは言いませんが、
『全ての主導権は あくまで自分たちが持つ』
と考えている国にとっては、他の国と足並みを揃える制度に、参戦”したくない”国がいることも事実なんです・・・
話はそれましたが、”WTO”という組織は公平性を保つために、ルール違反を行った国に対して交渉したり、改善への指導。
改善が見られない国に対しては輸出入の制限をかける、つまり処罰を与えたりする組織(機関)って言うことなんです。
今回特によく聞く名前の日本や韓国も当然”WTOの制度に同意した国”というのは言うまでもありませんね!
貿易の公平性って具体的にどんな事が挙げられるの?

輸入するということは
- 国内での生産量では追いつかない量
- 国内で生産するコストよりも輸入したほうが安いもの
こういったものを輸入して消費者の需要を満たそうとしますよね!
輸入する側からすると当然
『できるだけ安く仕入れ(輸入)したい!』
と思うのは当然ですよね。
ある商品を輸入したとして
- 中国から仕入れて500円
- マレーシアから仕入れて470円
- インドネシアから仕入れて450円
※課税後の金額
だとすると、当然インドネシアと、マレーシアからの輸入に集中するわけです。
商品の値段の基準は現地の人件費など、国ごとにことなる経費によって変動します。
そうなると、”同じ商品”を作っているにも関わらず”安い国と高い国”が出てきてしまうのです。
さらに、輸入数量もそうですよね!
イメージで言うと中国が一番生産量が多いと思うのですが、その他の国が”いくら安かろうと”500個しか輸入できない。
かたや、中国では1000でも2000でも輸入できちゃうとなると”少々高かろうと”消費が見込めるのであれば、中国からの輸入に集中するわけです。
そこで関税や輸入・輸出の率を調整することによって、一部の国だけに輸入が集中しないように、検証・監視・協議・指導していく機関が”WTO”という組織の存在意義というわけです。
これによってWTO参入国は”公平性が保たれるというわけです。
これが
WTO(World Trade Organization)
という世界貿易機関の正体というわけです!
ではWTOと日韓の”最恵国待遇解除”問題はなんの因果関係があるのでしょうか?
最恵国待遇解除問題はあくまでも日韓2カ国だけの問題なのか?

現段階で言えることは日韓二国間だけの問題とも言えそうです。
当たり前のように日々ニュースでWTOと輸出制限の話が出ているので、ごちゃごちゃにされがちなんですが、結局の所はこういうことなんです。
日本と韓国はWTOに参入しているため、関税や輸出入の量を制限されています。
しかし、その中でも信頼を置ける国のことを”ホワイト国”として指定して、特別待遇をすることができるのです。
優遇に関しては日本が韓国に対して
『韓国さんは信用しているので、最低限の書類提出で輸出しますよ~』
『関税も優遇させてもらうので日本の製品を活用してくださいね~』
当形で韓国への信頼感に対する特別待遇だったのです。
今までは韓国に対して”ホワイト国”として優遇していたのに、何故外れることになったのかというと、韓国が北朝鮮に対して、兵器のもととなる化学薬品などの”不正輸出”の疑いがかかったということなんです。
その為、日本は韓国に対して”特別優遇”を排除して、通常のWTOで定められた条件のもとでしか輸出しません!
と宣言したということですね。
日本の主張としては
『武力勢力の加担となる不正輸出の事実がないことを証明しないと、今まで通りの輸出はできない!』
韓国の主張としては
『そのような事実はない!疑いがかかっているのであれば今後はさらに管理徹底して疑いがかからないようにする』
先日韓国が他国へしていた不正輸出リストが判明して大きな問題として、露呈することになりましたが、韓国側は否定。
以降並行線を走っているということですね。
日本が韓国に対する優遇措置を撤廃すると、”重要な品目”に対しては都度日本政府への申請が必要となり、輸入できる数量も制限する形となります。
韓国は”ホワイト国”と呼ばれるだけの証拠を提示する必要がありますが、韓国側はその要望に答えるのではなく、”不当な輸入制限”としてWTOに提訴する姿勢だということですね。
結論でいうと、今回の輸出制限云々に関しては、日本と韓国の問題ですが、”不正輸出による武力勢力の加担”を潔白にしない限り、韓国は日本以外の国とも争う形になるのは必須でしょう!
韓国側のWTO提訴で日本が負ける可能性はあるの?
そうなんです。
当然韓国側は”不正輸出”していたことを認め、今後はまた信頼を取り戻していく必要があるのです。
しかし、優遇措置を撤廃したことに関しては、あくまでも日本の好意でやっていたことなので、外すことに関しては何ら”どやこや”言われる筋合いはないと思うんですよね。
しかし!
輸入(経済)制裁として必要以上に輸入手続きに過剰なほど手間がかかるように韓国側に要求したとなると、その部分に関してはWTOから指導が入る可能性があります。
かといってWTOが口出しできるのは数量制限や、関税制限まで。
あくまでも日本が提示しているのは”優遇嘘地の撤廃”。
”ホワイト国”特有の優遇を撤廃しただけに過ぎないので、結局どうこう言われる問題ではないということですね。
WTOとは関税・輸出入数量の公平性を監理する組織機関!簡単に言うと韓国側が潔白を証明できるかどうかが争点!

いかがでしたか?
この記事では
”WTOとは簡単に超わかりやすく解説!韓国に対する最恵国待遇解除に関係するの?”
と題してできるだけ簡単にわかり易くお伝えできるように記事にしました。
細かい加盟国や輸出入制限の詳細は省いていますが、WTOという機関がどのようなことをしているのか?
また
日韓の輸出入制限に関する”争点はどこなのか?”
についてあなたに伝わったのであれば、幸いです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!