時事ネタ

2019年4月港湾ストの内容とは?運賃値上げの可能性!求めすぎ!

『港湾ストやってるけど、何でもめてるの?』

そもそもストライキとは・・・

クソな労働条件で働かされていると”感じた人”

『こんなクソな条件で仕事できるか!』

って言って仕事を放棄する行為です。

 

結果、今回のストライキで、アマゾンや楽天その他多くの企業に影響が起きています。

なぜかニュースにならない今回の事件。

 

あなたが思う以上に、私たちの生活に影響することは必至です。

一体何が原因でストが起きたのか、是非とも知って頂きたく思い記事にしました。

 

大々的にニュースにならないあたり・・・

ちょっと記事にするのが怖い部分がありますが、極力わかりやすく書いたつもりです。

この記事を読めばストの争点がわかるようになり、いかにこの事態が我々の生活に影響するのかがわかるはずです!

追記

2019年4月16日 17:30厚生労働省で記者会見が開かれました。

その動画は一番最下部のトピックを港湾労働委員会記者会見動画をクリック

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港湾ストライキの内容は?


結構真剣に調べてみたんですが、

これがまぁ何とも文字がびっしりでわかりづらい!w

 

港湾ストライキの内容は 主に3つ!

  1. 賃金の大幅な値上げ
  2. 定年退職の延長
  3. 雇用の安定性

ってことなんですが、その要求内容が結構えげつないんですよw

 

確かに私自身、文面から察するだけでは 到底内容が把握しきれないのですが、

 

『ちょっとそれはやりすぎちゃう?』

 

って思う事がちらほらとあるんですよ。

ではそれぞれをかみ砕いちゃいます!w

(間違ってたら訂正しますね^^;)

港湾ストの内容① 賃金の大幅な値上げ

賃金の大幅な値上げ

  1. 時間外労働時間割り増し 60%(1.6倍)
  2. 深夜労働割り増し 100%(2倍)
  3. 土曜休日労働割り増し 100%(2倍)
  4. 土曜休日時間外(前夜)割り増し 125%2(2.25倍)
  5. 土曜休日深夜労働 150%(2.5倍)
  6. 休日労働割り増し 200%(3倍)
  7. 休日時間外労働 225%(3.25倍)
  8. 休日労働深夜割増 250%(3.5倍)

 

NΛO
NΛO
・・・・ちょっとさすがにやりすぎちゃうん

 

この割増率の表記が微妙なんですよね。

例えば日給1万円だったとして、残業手当は25%上乗せしますよ!って言ったときに

25%と表記すべきか125%と表記すべきなのか迷った経験ありませんか?

目標金額が12500円だった場合は

 

25%と書くのが正解です。

 

なので、上記に当て嵌めていくと、とんでもない値上げ交渉である事がわかります。

正直ここまで値上げしてくれるんなら、喜んで休日出勤するし、喜んで残業します!ってなりますよねw

 

サラリーマンでもここまでの好待遇なんて”ほぼ皆無”ではないでしょうか?

そもそも私が行っている会社なんて残業手当なんか出ません。

 

休日出勤しても1.25倍だけ出るだけです。

じゃぁ港湾の人たちの給料ってクッソやすいのでは?

って思いますよね!

なので調べてみました!

【衝撃!】港湾スト 港湾作業員の平均年収と 退職金要求額

年齢 年収 月額給与 ボーナス
20~24歳 428.8万円 26.8万円 107.2万円
25~29歳 353.7万円~403.7万円 25.2万円 100.9万円
30~34歳 362.9万円~462.9万円 28.9万円 115.7万円
35~39歳 375.1万円~479.1万円 29.9万円 119.8万円
40~44歳 417.3万円~538.3万円 33.6万円 134.6万円
45~49歳 480.9万円~602.9万円 37.7万円 150.7万円
50~54歳 535.9万円~645.9万円 40.4万円 161.5万円
55~59歳 530.5万円~640.5万円 40.0万円 160.1万円
60~65歳 336.0万円~640.5万円 27.3万円 109.0万円

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。
※年俸制は対応していないため年収を12で割った数値が予測数値となります。

出展:平均年収.jp(ソース元厚生労働省)

ちょっと待ってwww

普通にそこそこ良いですやんかw

てっきり300万円位を想定していたんですが、全然違いますよね(笑

今の日本”年収300万円時代”とも呼ばれているのに、これだけあるなら御の字じゃないでしょうか。

 

さらに、”月額賃金2万円の値上げを行う事”っていう一文まで入っています。

 

さらにさらに

勤続35年の者に

退職金2200万円を支給

勤続47年の者に

退職金3500万円を支給すべし。

どう考えても過剰要求ですわ。

そんな事が通るなら、みんな港湾に行くんじゃないの?

港湾ストの内容② 定年退職の引き延ばし

これに関しては調べてみましたが、元の定年が”55歳なのか、60歳なのか”確認が取れずでした。

これに関してもわかり次第追記していきますね!

どうやら62歳の様です。

(めっちゃ中途半端w)

 

『少しでも現役で長く働きたい!』

って気持ちはわからないでもありません。

 

『私は全然働きたくないですけどw』

『ずーーーと家にいたいです♪』

港湾ストの内容③ 雇用の安定性の確保

雇用の安定性。

あちこちの書類で確認すると、いろんなことが書かれていました。

それはそれで、すんごくわかりにくいです(笑

 

”現状を分かっている者同士”の要求文書なんで、当たり前と言えば当たり前なんですが、第三者が見るとなんのこっちゃさっぱりわかりません^^;

 

その中でも代表的なものが三つ

  1. 日雇い労働者を入れるな!
  2. 派遣従業員をいれるな!
  3. コンテナ作業無人化計画をやめれ!

っという事ですね。

①②に関しては外部労働者を雇う事によって、本来正規の従業員で行っていた業務を奪われているってことなのでしょう。

 

完全にイギリスのEU離脱とまんまかぶってます(笑

サルでもわかる!イギリスのEU離脱を超絶簡単に説明!理由や影響は?『結局EU離脱問題って何が問題なんかわからんねん!』 って怒りの声があなたの中にありませんか?w ”わかりやすく”っ...

特に、外国人労働者も数年前からかなり増えています。

一時は中国人が多く流れてきて、次はベトナム人といった具合に、どんどん安い賃金で働いてくれる人材がそろってきています。

 

組織運営でやっぱり一番痛いのが人件費。

 

経営者サイドからすると、そこを抑える事が出来たら、一番利益として残せる金額が多いので、当然と言えば当然かもしれません。

 

私は建築業に従事してるのですが、足場屋さんや基礎屋さんなどに多く外国人の子たちがいますね。

 

”特にベトナム人はとっても素直でいい子たちですよ♪”

 

あとは③のコンテナ作業無人化計画やめれ!

 

ってやつですが、これはすでに全産業で言われている

『全自動化』です。

 

コンピューターやAIを駆使して、船の荷物の積み下ろしから仕分け、出荷まですべて機械でやってしまおうと言うものですね。

 

こうなってしまえば”港湾”の方々は大ダメージです。

大ダメージどころか失業の嵐です。

 

しかし、若手がいなくなり、高齢化が進むと効率も悪くなることでしょう。

 

効率を上げてもっと商品の回転率を上げたい企業と、仕事を奪われたくない港湾労働者の方たちの戦いです。

 

確かに、港湾の方たちの主張はわかります。

”仕事奪われたら食べていけない”ですよね。

 

一方消費者である私たちからするとどっちがメリットが大きいのか?

 

それは間違いなくAI/自動化です。

間違いなく物流コストが下がります。

 

配送スピードも格段に上がる為、”Amazonプライムのお急ぎ便”や”楽天のあす楽”が”超お急ぎ便”や”今日楽”になる可能性だって秘めてるんです。

 

これって消費者にとってはものすごく便利な事ですよね。

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全港湾労働組合ってなに?誰と戦ってるの?

今回ストを起こしている労働組合が”全港湾労働組合”ですね。

組織数は1万6千人程で構成されています。

まぁ難しく聞こえそうですが、普通の労働組合とそう変わりはありません。

 

労働条件や、就労環境が悪い時に結成される組織です。

それがどこと戦っているのかと言うと

”日本港運協会”元締めです。

会社組織でいうところの社長みたいな感じでしょうね。

で、従業員がムカついて

『俺らの条件飲まんかったら仕事してやんね!』

ってストを起こしているわけですね!

日本港運協会の対応

賃金アップに関しては多少歩み寄りを見せたようですが、”組合”が納得いくレベルではなかったようで、その場しのぎの対応が、さらに事態を悪化させたとの事。

 

しかし、上でも触れましたが、賃金の上げ幅が半端ないので、それを全部飲んでしまうと物流コストが上がりすぎて、消費者への負担が増えます。

 

そうなると今度は消費者から抗議が出てくることでしょうね。

 

自動化物流の件に関しても、日本港運協会も引き下がる事は出来ないでしょう。

既に相当数のコストをかけて進めてきたものを ここでやめるわけにはいきません。

 

しかもどう考えても、”効率が目に見えてよくなる”ことは明白ですからね。

で、当人同士で話がつかないもんだから”あっせん”をして話し合いをするも決別したと言うわけです。

 

この”あっせん”というのは売春斡旋とかのソレではないです。

”あっせん”とは簡単に言うと、民間の裁判みたいなもので、今回の件に関しては”中央労働委員会”が主導権を握って”あっせん”を開催し決別したということですね。

まとめ

いかがでしょうか。

港湾ストと聞いて完全に元締めだけが悪いと思いきや、港湾側の要求があまりにも大きいと感じざるを得ない内容でした。

みんなそれぞれ不満はあれど、必死で生き抜いています。

やはり、主観的ではなく俯瞰して全体を見る事が大事で、各々が譲り合ってちょうどいいところを見つけていくしかありません。

今港湾がストを起こすと物流が壊滅的な被害を受けます。

余りニュースになっていないので、それほど危機感がないのかもしれませんが、常温で運べるもののほとんどが船便で動いています。

車だってそうです。

ほぼすべてのものに対して影響が出ます。

明日、2019年4月16日17:30に国土交通省にて”善行労働組合”が今回のストについて記者会見を行います。

内容に注目です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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追記:港湾労働委員会記者会見動画

うーん・・・

 

言っちゃぁなんですが、

『一番やっちゃいけない記者会見だと思う』

 

冒頭では

”世間の皆様に広く知って頂く為・・・”

との言葉があるのですが、これを見た人はおそらく1分を待たずチャンネルを変えたはず(笑

 

っというのは、専門用語バンバン、略語バンバン出てきて、一体何が言いたいのかさっぱりわかりません。

 

これでは一体何を伝えたいのかが全く伝わってきません。

”記者会見は文書では伝わりにくい事を解消する場面”

 

それなのに、難しい言葉を並び立てて、理解を難しくしてしまっては本末転倒です。

なんとか、記者会見を通じて追記文章を書きたかったですが。

ごめんなさい、無理でした(苦笑

 

記者からの質問も

『どうでもいい質問で終始』

非常に残念です。

また目立つ事がわかりましたら”別記事”でお伝えしますね!

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